お知らせ&日々のこと
春の足音【スノードロップ】 の巻

オウ :「昨日、スノードロップが芽を出しました!」
レット:「芽生え。雪国の人は大好きな言葉!」
オウ :「暖冬だった去年は2月4日にスノードロップの開花宣言をしていました」
レット:「今年は雪が多い・・・と申しますか、これが例年並みだったはず」
オウ :「最近は暖冬がスタンダードに」
レット:「例年並みのこの冬、陽が当たる場所はゆっくりですが春に向かっています」
↓↓屋根からの落雪が多く残る建物回り
↓↓除雪された雪が2m以上積み上がる場所
レット:「先日は雪ではなく、今年初めて雨が降りました」
オウ :「そして今日は雪。2月中旬から~4月末頃まで天候差が大きいなぁ」
レット:「昨日は午後から晴天になり、隣の雑木林から雪解け水がたくさん流れ出ました↓↓」
オウ :「大地と太陽の力を感じるね」
レット:「鳥のさえずりも2月以降、力強くなってきました」
オウ :「一週間前、久々に平地に行くと梅が咲いていた」
レット:「私たちでは想像出来ない陽気でした」
オウ :「車の屋根に積もった雪、平地では浮いてたな~」
レット:「おいおい、どっから来たんだってね」
オウ :「平地の方々も、雪国の状況って想像し難いだろうね」
レット:「3月中は油断せずにスタッドレスタイヤなど冬の装備・服装を準備して下さいね」
叫び :人は推し量る事ができるから、色々な場面で想像を働かせよう
【予告】いい旅かたしなプレミアム宿泊チケットについて

片品村観光協会よりとってもお得なチケットが販売されます
◆販売期間 2021年3月1日~2021年4月30日(無くなり次第販売終了)
◆販売額 3,000円(6,000円分の宿泊チケット+お買物券または入浴券付き)
◆お一人10冊まで購入可能
◆チケットの有効期限 2022年3月21日まで
チケットの詳細や申し込み方法等は片品村観光協会HPをご確認下さい。
初デコポン の巻

「デコポン」という柑橘類をご存じですか?
いま時期から店頭に並ぶオレンジ色の出ベソの様な突き出したものが目立つ、あの果物。
フルーツは断然柑橘系が推しの私ですが、こうして手に取るのは初めて。
「初めまして、デコポンさん」
食べるなら手軽な蜜柑かそのデラックス版的存在の「伊予柑」を買っていた。
10年ほど前、四国八十八ヶ所巡りをした際に高知県で「文旦」と「小夏」に出会った。
それまで知らなかった柑橘類。
文旦はグレープフルーツのような見た目で、粒粒がみずみずしく苦みは無い。
小夏は蜜柑のSサイズの大きさで、果肉がゼリーのようで初めての食感に感動した。
その後、お取り寄せするようになりましたが今でもお取り寄せするのは文旦。
箱買いの蜜柑と文旦、その隙間に伊予柑を買うのが冬からの柑橘シーズンのパターン。
「デコポン」は名こそ知れ、今まで出会う機会がなかったと言いますか、避けていたかもしれません。
それがそれが、昨年、皇海山をご案内したお客様から贈られてきたではありませんか。
「百名山達成記念」
百座目にガイドでご一緒したご縁です。
お気遣い、ありがとうございます。
そして、達成おめでとうございます!
百名山はスムーズに登れて10年はかかるでしょ。
お仕事しながらだと15年、20年越しになることも。
雨の日もあるし、噴火とか今年みたいにコロナとか、本人や家族の変化とか。
十数年かけて登っていれば色々ありますよ。
そう考えると百座達成ってすごい。
百名山で残りがちな山「皇海山」。百名山あるあるです。
群馬県側から登れていた頃は、林道が頻繁に通行止めになる為、登れるときに登っておきましょうと伝えていた。
人も山も変化する。
当たり前だけど、その中で目標を定め達成できたのはお祝いの価値あり。
化粧箱の中ですまして並ぶデコポンちゃん。
その形ゆえ愛嬌があり、見ているこちらも頬が緩みます。ふふっ。
すぐさま実食!
甘い!
みずみずしい!
手でむけて食べやすい!
薄皮まで食べられる蜜柑のゴージャス版!
初めてのデコポンはとっても美味でした。
伊予柑をデラックス、デコポンはゴージャスと評しましたが、その違いは?
両方好きだから表現を変えたかった。
伊予柑は薄皮がしっかりしていて、むいて食べていたような。
デコポンは外皮以外すべて食べられます。
いやはや、今後のお取り寄せ候補に名を連ねる確率高いぞ。
新たな世界を教えていただき、重ねてお礼申し上げます!
<デコポンの思い出>
何年か前、北朝鮮がミサイル飛行実験を繰り返していた時の事です。
ニュースを見ていた母が
「また北朝鮮はデコポン飛ばしたらしい。何考えているんだろうね」
と強い口調で憤っていました。
???、果物は飛ばさんやろ~と大笑い。
今では飛行実験があってもサクッとしたニュースで伝えられますが、当時は国民の安全を脅かすと大きく取り上げられていました。
テポドン(ミサイル)とデコポンの言い間違い。
事案が事案だけに言い間違い大賞とはいきませんが。
思い出し笑いベスト3の中の一つ、忘れられません(^O^)
2日連続畑で事件発生? の巻

レット:「冬はどうしても家の中にこもりがち」
レット:「ウオーキングや雪かきして体を動かさないと・・・と思うのだが」
レット:「やらないと・・・と思っている。が、小さな言い訳を見つけて明日にしようってね」
レット:「しょうがない」
今日もオウ君は雪山ガイドに行っているので、レットの独り言劇場の始まり、はじまり。
そんな意志弱、モノグサのレットを動かすものとは・・・
その1、昨日の事件
二階から畑を見たら何やら赤いものが。
真っ白な世界には小さな赤でも目立つ。
目を凝らしても、カメラのズーム機能を使っても何かわからない。
仕方ない、現場に行くか。
畑は積雪50センチはありそう(2階から見える畑の風景↓↓)。
スノーシューは雪山に持ち出し中。長靴で行ってみる。
雪に足を取られながらも現場に行くと血の跡のようだと分かった。
現場の状況証拠を確保するため、付いていた足跡は踏まないように心掛けた。
まだ新しい痕跡だが、何かは特定できず。
もしかしたら野生動物のマーキングのような?
だとしたらひどいストレスか病気かも。
その2.本日の事件
窓のカーテンを開けた際に、車の屋根に鳥の羽根がひとつ付いていた。
鳥の羽根、落ちていれば拾う習性があるレット。
早速車を見に行くと、車の周りにも鳥の羽根が数本落ちている。
何かあったか?
よく周りを見渡すと、畑に鳥の羽根が散らばっている。
昨日より遠い畑に事件現場がある。
昨日も結構雪に埋まったが、行くしかない。
犯人と被害者の足跡を踏まないように現場に近づく。
気分は事件現場の鑑識員のよう。
ガイシャはヤマドリか?・・・な~んて。
羽が小ぶりなので別の鳥かも。
加害者はイタチか?
足跡をつけてみよう。
農道を挟んだ別の畑でガイシャの痕跡が!
近づこうと足を踏み入れるも、側溝に股の付け根まではまり身動きが取れなくなる。
このまま抜けないと極寒の二次災害。
そもそも人的災害は起こっていないので二次災害という表現は間違いかもしれないが、抜けない!
本当の事故になってしまう。
仕方ない、雪の上に寝転んで長靴からまず足を抜こう。
もちろんスキーウエアじゃない。服は雪だらけ。
抜けた。
その後、雪に埋もれた長靴を救済。
写真に撮るとこんな穴なのに、抜けないもんだね。
畑の雪原でも安易に入ると「踏み抜き」があるから恐ろしい。
凸凹が見えないし、人の助けが呼べるか分からない。
これは警告と見て事件の深追いはしないでおこう。
それに雪だらけ。服に付いた雪が解けると水浸しだ~。
車の周辺にあった羽は風に飛ばされてきたものと思われる。
こうして、散歩がわりの事件追跡調査終了。
白銀の世界では動物の足跡はよく見かけるが、狩りの痕跡はなかなか見られない。
今日の事件はりんごの木の近くで起こった。
昔、林檎殺人事件って歌はやったな。
郷ひろみさんと樹木希林さんの歌。
雪が降って初めて足を踏み入れた畑で確認したのは、リンゴの幼木の枝折れ。
大雪が一度に降った被害の爪痕だね。
りんごちゃん痛かったね。サクランボの木もだ。
大切に育てていたオウ君にはすぐに報告しないでおこう。
それに、冬の間はどうしようもできない。
春になったら新しい枝を見つけ育てていこう。
春はもう少し先、1月20日は大寒です。
叫び :「まだまだ寒さ本番。徐々に日が長くなっている実感があるから嬉しい」
蝋梅の芳香 の巻

レット:「オウ君は雪山ガイドでお出掛け中、今日はレットの独り言」
新年が明けてから2週間。
お正月飾りにと買った蝋梅。
購入したときは蕾でしたがお正月にグッドタイミングで1輪咲きはじめ、その後スローペースで開花しています。
蝋梅のいいところは何と言っても香りと黄色の花。
甘い香りがほっこり、黄色い花が明るい気分にしてくれる。
お花には生命力を感じます。
香りは金木犀と同じく蕾が開く時に発つようです。
蝋梅の蕾はとってもデリケート。
水替えの時などに少しでも擦れるとすぐに取れてしまう、まさに蝋細工。
なので買った時の蕾の数からは半減していますが、開花して華やかさは増しています。
群馬県安中市の「ろうばいの里」では、見頃を迎え来月中旬まで楽しめるそう。
梅が大好きなので今年も行きたいな。
これは去年の渋川市の蝋梅
テレビではコロナの感染拡大や医療崩壊、飲食店の営業自粛のニュース。
群馬県では緊急事態宣言は発令されていませんが、客足が減って休業する施設もちらほら。
東京発の各地のスキー場行きの直行バスが運休されたり、スキー場自体が週末しか営業しないとか、しばらく休業とか。
ぐぅぅぅ~、こんなにいい雪があるのになぁ。
オウレット近くの「オグナほたかスキー場」では16日から2月21日までの毎週末、朝一パウダーを楽しめるよう朝7時から営業となります。
現時点では片品村内のスキー場やバスタ新宿発「かたしなスノーエキスプレス」は通常営業しているようです。
このような時期ですので利用先の最新情報をご確認下さいね。
久々に岐阜の幼馴染と電話。
岐阜県も緊急事態宣言が出され、20時以降に営業している店は少なくなったらしい。
Gotoイートのチケットを買ったものの、2月末までに消費できないと。
確かに群馬は3月迄だけど使ってないな〜。
「毎日何してる?、時間があるけど気分がのらず何もしてないから、雪国のあなたはどうしているのか?」と。
「確かにいつもの冬より時間がある。ペンション客室のしつらえとか・・・、森の勉強とか・・・」
自然ガイドのオフシーズンは日々勉強!って程ではありませんが、やっぱり木や森、自然が好きなので。
復習や情報の更新、地域差を知るためネットや本を見ています。
子供たちを案内することも多いの、最近では子供向けの本を図書館で借りています。
子供向けの本はいい!
・専門用語でなく分かり易い言葉で書いてあるし、フリガナもふってある
・写真や絵が多い
・字が大きい ←これが大事な年齢に(^ω^)
雪国は厳しい冬あっての春・夏・秋の恵みや美しさを堪能できる。
これはコロナ禍と一緒???
今、世の中の状況は冬。
でもきっと春が来る・・・と信じよう。
大雪で折れたり曲がったり、かなりのダメージを受ける木がありますが、くねくねになりながらも雪が緩めば光の方へ伸びてく。
くねくねの木の姿は痛々しささえ感じますが、自然のアートにも見える。
「冬芽」は厳しい環境を耐えて春に芽吹く。
耐えているけど少しずつエネルギーを蓄えているよ。
叫び :「気分の上がることを見つけて冬の日々をやり過ごそう」